人為的

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潜っていて悲しいものを見た
写真 わかるかな? 珊瑚が砕け散っている

僕はよく潜るビーチのことはかなり詳しい 奄美ではこのビーチに関しては僕より詳しい人は
いないと思っている そのくらいたくさん潜っているので当然珊瑚の位置や大きさまで
覚えている この破壊された珊瑚は毎年必ず イカが卵を産みに来る産卵場所に
なっている 今年も奥を覗き込んだら白いピンポン玉のような卵を見ることが出来た

「卵見に行こう」と この珊瑚まで行ったのだが まず見えてきたのは残骸と破壊されあと

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表と裏の二箇所が破壊されている

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何年もこの珊瑚を見ていてた立場としては結構悲しい

この珊瑚が壊されたのは人の意思なのが問題だ

珊瑚が壊されるのは人が潜ったり泳いだりすれば多少はあると思う
それがなるべくあってはいけないのだが現実的にはそうだろう

ただそれでも海を壊してはいけない 汚してはいけない って気持ちはみんな心の
何処かにあるとおもうのだけど 今回はおそらく壊そうと思って壊したものなんでは
ないかと思う そんな破壊のされ方だ
その意思が問題なぁと思う

一つの珊瑚が直接壊されるよりも 実は環境的に山から泥が流れてきたり
水温の変化とか そういう要因の方が珊瑚はダメージを受ける
その要因を作っているのが僕を含めた人間であるのも確かなのだけど・・・

一つの珊瑚が壊れたくらいで海は変わらないと思う

でもこの珊瑚には冬にはイカが卵を産みに来る 春になったら綺麗な熱帯魚の
住処になって半年くらいをここで過ごす  

知っていればこうは出来ないだろうなぁって思うけど
壊れてしまった ではなく壊そうって意思がやっぱり問題だなぁと思った

ただきっと珊瑚は強い きっと何年かしたら戻っているだろうなぁ

コケコケ

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いつの間にか家の鶏は巨大化している 早く外の出さなきゃと思いつつ
ここまできてしまったのだが 今までピヨピヨだった鳴き声も最近はコケコッコと
雄たけびをあげている かなりの音量だし やたらと歯切れが悪くコケコッコーーーーーと
異様に余韻にひたっている 朝は必ず叫んでいるし夜も叫ぶ
僕が寝ようかと思う瞬間 雄たけびをあげる 嫌がらせだ 
多分こいつ性格悪い気がする 

そんな鶏なのだが 最近 家で音楽をかけることが多くCDなどを聞くと
決まって こいつが対抗して 雄たけびをあげる

「くっ 」と思って音量をあげるとさらにこいつもヒートアップする

そんなやり取りをしていたのだが 冷静になると
「なんでこんな鶏に熱くなってんだよ」とちょっとむなしいのであった

おすそわけ

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たまたますれ違ったおばあちゃんに「あんた みかん食べるかい?」
向こうは僕のことを知ってるかもしれないけど 相変わらず僕は誰だかわかんない
家の畑にも大量のミカンがあるから 「いらない」と言うつもりだったんだけど
「じゃぁ ちょっとだけ頂戴」と味見のつもりで言ったのだが
杖代わりの買い物カー(ベビーカーみたいなやつ)から出てきたのは
写真のもの 黄色じゃん でかいじゃん・・・

みかん・・・ 

これみかん・・・

おばあちゃんは何だかよくわかんないけど と言っているけど
香りはどうやら晩白柚 だと思う 

地面

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一月になってかなり暇なので 普段なら忙しいときに出来ないこと
船をいじったり 畑をしたり HP直したり チラシ作って見たり
器材分解したり 夏に向けて結構やることがあるんだけど 
何故かどうしてもやる気が起きなかった でもせっかく雨も上がって
青空が現れたので 「よし 畑だ」ってことで行ったのだけど 見たらこの前
刈ったはずの草がもう出てるよ ってことで草刈機を活躍させて さっぱり
刈ってやった そのまま桑で耕してたのだけど なんか気分がのらない

草刈りたてだったんで大地がさっぱりしてる感じがあって そのまま畑の上に
根っころがってみた そしたら空が見えた 空はいつも見ているけど
土にゴロゴロして見る空はなんとなく気持ち良かった
「これはいい」ってことでしばらくゴロゴロしていました

そーいえば都会には土があまりないなぁって思った

よく犬が土の上でゴロゴロしてるけど それを思い出して
「やっぱ人間って動物なんだなぁ」と思ってしまった

たいよう

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この時期奄美は曇りや雨ばかりだ
それでもここ最近は太陽が出てくることもありはする

海の中ではいままで少し暗い感じだった世界が急に明るくなる
明るくなると同時に青い世界になる 陸上以上に太陽の影響を
受ける感じがする この光のシャワー 見ると浴びたくなってしまうのですが・・・

太陽が出ると海は青くなるし森は緑になるし多分人はテンションがあがるのか

海を守る?

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海を守る そんな言葉をよく耳にする
僕は海守って日本財団の会員にもなってるし 何とかの海を守る会
なんて団体は結構全国にあると思う
その団体の行動や気持ちは海に携わる人としてとても嬉しいことだし
協力もしたい でもなんとなく僕の中では守るって言葉が引っかかってしまう

守る・・・ こんな小さな人間が地球を相手に守る? 
海を守らなくてはいけない状態にしたのは間違いなく人だと思うので
その責任を取るだけなんだろうけど その責任を取るということも地球相手にとる・・・
思い上がりに感じてしまう 人ってそんなに偉いのだろうか?
海は人のものなのか? そんな気になってしまう

守るというけど 本当なら人がこれ以上何もしなければ それが一番いい気がする
でもそんな事は人が生きていく上 出来ないから 汚してしまう。
けどその分守ります みたいに感じに聞こえてしまう

ただ 守りたいって思っている人の気持ちや行動は大事だなぁと思うのであった

まぁ いろいろ書きましたがネーミングに引っかかっただけで 実際には
こんな団体に協力もするんですけどね

現実

去年 港に置き去りにしてしまった僕の愛用FINとマスクを発見しに
港に潜った(海底に沈んでいたので) まさに年越しでの捜索だ
トレジャーハンター気分で潜ったのだが 潜った瞬間マスクを発見
その数十秒後にフィンも発見 開始わずか一分で僕のトレジャーハントは
終了してしまった
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あまりにもあっけないので港を一周り 船のアンカーがしっかりしているか?
とかを確認にいったのだが 相変わらず港のそこにはゴミが多い

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水中スクーターにでもする?

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この港に限っことではない

見えなければいいっていう考え多かれ少なかれ誰でもあるもんじゃないだろうか?

捨てる場所が無かったのか?捨てずらいことは確かだと思うけど・・・

海に捨ててしまえ! って気持ちは多少わかる 
でもやる やらないになると話は別だと思うのだが

最後にもう一枚

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珊瑚ってのはもともとたくましいものだと思う
太陽と珊瑚に合った水があれば育つものだと思う
こんな上にもたくましい限りだ
ちなみにこれは船の船外機の一部

このたくましい珊瑚が世の中的に減っていっているというのだから
もしかしたらよっぽどなのかもしれない

気がつくこと

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一月も丁度半月を過ぎてはじめての更新
遅いですけど あけましておめでとうございます 

島を少しばかり離れていました 

しばらく内地に行って こっち戻ってきて ふと思ったこと

「やっぱ 島はいいなぁ」って普段 滅多に思わないことを思っていた
観光で来た人達と同じことを思っている自分がいる

こんな気持ちは離れなくては分かりづらいことだけど結構大事なことだ

まぁたまには住んでいても 
ふと空を見上げたとき 夕日が写った時
酒が玄関においてあったとき 海に一人で沈んでぼーーとしているとき
などなど やっぱりいいなぁ と思うこともあるのだが でも良い部分ばかり
ではないし 正直「海が綺麗」 「自然がいっぱい」だけで惹かれて
移住してきても 帰ってしまう人も多い

今回 僕がやっぱり島はいいなぁと思ったのは 海が青いからとか南国チックだから
とかではなく 口では言い表せない感じの雰囲気だ

奄美より不便な田舎なんかは島ではなくてもたくさんある
山間部の村なんかは どう考えても奄美より不便だ 

でも何だか表現できないけど 島には島でしかない雰囲気がある

その雰囲気が僕は好きなんだなぁと 思いました