ペアー

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よく潜る海には写真の魚 テングカワハギを見ることが出来る 僕は住まいを知っているから
ほぼ見たいときに見ることが出来る 見てわかるように小さいのだけどちょっと派手めの
柄をしている 珊瑚の隙間なんかに入りこんでいることもあるので 知らないと見逃して
しまうことも多いだろう・・・ってか初めて潜る人で気がつく人の方が少ないかな?

この魚 必ずと言っていいほど2匹のペアーでいることが多い
とても仲良しだ 勝手にだが前がオス 後ろがメスみたくイメージしている
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僕が目の前に来たらさすがに一目散に逃げる そのときでも2匹は一緒に逃げる
そして追い回している本人が言うのもなんだけど
「離れるなよー」と思いながら写真を撮ってみました

でも魚ってケンカすることってあるのだろうか?
魚もケンカすることがあったら僕的にはちょっと嬉しいけどね

親心

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この前 七月に孵卵機で孵った尾長鳥をついに畑に放した
この鶏 実はずーーっと家の中で飼っていたので仲間の鶏と対面するのは初
というよりも人間以外を見るのは初めてのことだ そのせいもあって物凄く人に
なついている 基本的に放し飼いにしたら鶏はやっぱり逃げていくものだと思う
でもこいつは違う 一目散に寄ってくる きっと本能があるし鶏って馬鹿だから
そのうち飼われていたことも忘れてしまって僕を見ても多分逃げていくようになるのだけど
それでも突っ走ってくると嬉しいもんだ そしてこの鶏 どうしても仲間の輪の中には
入れないでいる 孵卵機育ちだから当たり前だし分かっていたことだけど・・・

仲間から離れ僕の後をテクテク付いてくる姿を見ると 
「また家につれて帰ってやりたくもなる」
雄たけびあまりにもうるさく 薄っすら殺意すら覚えたこともあるのに・・・
タレがいい? 塩がいい? って感じで思えたこともあったのに・・・
やっぱりくっ付いて来られるといつも連れて帰りたくなるのよね
それも仲間にはいじめられるし
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後ろの黒いやつがボス! あいつはこえぇーぞ

生まれた時からではなく まさしく生まれる前から 卵から面倒を見てましたからね

いつもは餌さえやっておきゃいいやって思うけど 最近は虐められてないかが心配です

公共工事

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北西の風 和瀬の海にはベストな風だ 潜って見たらやっぱり透明度最高
晴れてはないけど やっぱり海って青いなぁって思える瞬間だ
初めてのダイビングでこんな日に当たった人はとてもラッキーだね

この海は奄美では減ってしまった生きた珊瑚がまだ多く見られる
それでも減りつつあるのは確かだけど・・・

海から上がって沖を見つめるとなにやらいつもは見ることの出来ない大きな船がいる
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潜水士のときによく乗っていた船だ
移動しているわけではなくずーーっと停泊している
ということはその地点で何かの工事が行われることを意味してる

地元の人に何が出来るのって聞いても 何だろう? 知らないって答えしか
帰って来ない 昔 沖に堤防を作るという噂を聞いたことがある

もしも沖に堤防が出来たらこの珊瑚や魚はどうなるのだろう?
もしかしたら変わりないかもしれない でももしかしたらそのせいで
今の珊瑚は死滅してしまうかもしれない もしの話だから そんなこと
誰にも分からないし 自然を予測すること自体が難しいと思うし
予測できると思っている人程自然を知らないんじゃないのかな?

こんな工事は世の中たくさんあることだろう

じゃぁ一体誰がここに何を作ると決めるのだろう?

地元の人の意見なんて関係ないんだろうか?

みんなで決めてみんなが感謝されるものを作って欲しいが現実的には
仕事のための工事なのではないだろうか?と思ってしまうのも確かである

工事を無くそうとは思わないけど もっといろいろな人の意見を聞けばいいのにと
思うのは僕だけだろうか? 

うずうず

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ダイビング中 このコクテンフグをみると僕はうずうずする
別に用はなんだけど とりあえず捕まえたくなる 和瀬のコクテンフグの多くは
一度僕に捕獲された経験があるのではないかと思うくらいバンバン捕まえる
このフグの捕獲に関しては結構上手だと思う 一応魚だから素早い動きを
するにはするのだが どうしてだか次の動きが読めてしまうんだなぁ
そして捕まえた僕は満足げにしているのだが相手はどうだろう 写真を見る限りでは
「子供じゃねーんだからいい加減にしてくれっちょ」ってな顔をしていると思うのは
僕だけだろうか? 
しかししかし いろいろなフグの捕獲経験を持つ僕だが写真のサザナミフグ
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の捕獲経験はいまだにない・・・

こいつ なんとなく目がウルウルしてる感じでなんとなく捕まえずらいんだよなぁ

人に対してもそうだけど 魚に対してもまず目を見てしまうのでこの大きな目で
見られてしまうと ぼくのうずうずも薄れてしまうのであった

農業フェア

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月に一度 住用地区には朝市があるのだがはっきりいって規模的には小さい
それでも地元の人相手なので小さな集落なので大規模でやる必要もなく
需要と供給のバランスはとれているのかな?

でもこの日はいつもの朝市ではなく農業フェアって大きな朝市で住用だけではなく
(と言っても殆んどが名瀬からで住用はうちの漁協と農協くらいだったかなぁ)
奄美大島全域から集まってきていた いつもなら野菜 魚だけだったけど
この日はカレーやらヤギ汁の食べものから卵つかみどり 黒糖つくり 丸太切大会
餅つきやもちろん野菜にお菓子などの手作り品なども多数売っていた
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まぁ うちは相変わらずの魚介類でしたけど・・・

売れ行きは抜群で開始から一時間くらいでいいものは売り切れ
いや 多分品薄だったのだけどね

品がぱっとしなので段々と暇になってくると みんなお腹減ってくる
するとここは魚介類の宝庫・・・
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ふふふふっ バターなどもらって 箸ももらってきて・・・
何を食べたかは内緒

でも店頭には立たずにこの七輪をみんなで囲んでいたのは言うまでもない

子供達が金魚すくいで獲った金魚を見せに来た

そしてそこにいた数人の大人 全員がまったく同じ事を言った

「持って来い その金魚焼くぞ・・・」

こうやって島の子供達は育っていくのであった

イカ

最近の奄美は毎日雨 さらに風も吹いている
潜ってしまえばそれほど雨は感じないのだが
この冬の雨は冷たいし濡れたくはない・・・が港に行くと
そんな寒さを吹き飛ばし熱くなっている人達がいる

雨にも負けず黙々と竿を振る釣り人達だ

この時期の港からの釣りはなんといってもイカ

このイカ釣り 独特の楽しさがあるみたいで奄美では人気の釣りだ
さらに食べても美味しい 用途もいろいろとあるし便利だ
(もちろんイカの嫌いな人もいるけどね)
ただ海洋学部出身の僕としては実験で使ったイカに寄生虫アニサキスが
どっぷりいた光景が忘れられない・・・これをトラウマというのか
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そしてこの時期 熱くなっている釣り人をわき目に潜る僕
海中にはわんさかイカを釣るための道具 エギ(写真)が落ちています
どうしても障害物に引っかかってしまうのです

だから僕はエギを買った事がありません
(でもイカ釣りしてないけど)

通信簿

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今日は久々太陽が見えたので海が青かった 
やっぱり青はいいねぇ そして今日一緒に潜った人は
去年も講習3日間快晴 ほんとにあるんだなぁ 晴れ男って・・・

そんな彼にダイビング終わってから「今日の写真もあげるね」 と僕は言ったのですが
「実は去年の写真 届いてないんです」 
「ええーー 」びっくり 送ったつもりだったのに・・・

そして彼は「多分 忙しかったのかなぁと思って 仕事も生活も・・・」

いや 忙しくないんです 多分忘れてただけです

そうなんです ちょっと僕の性格はアバウトなんです
接した人たちはみんな分かるかもしれませんが・・・・
もしも写真もらってない人がいたら連絡くださいね・・・とさりげなく

でも 怒らずまた来てくれることが嬉しいですね

そうそう 一緒に潜った方々にお手紙やメールをよくもらいます
とてもありがたいです その中の手紙の中の一行に

「珊瑚茶屋のツアーに参加して一日僕と一緒にいて単なるアクティビティーから
出会いになりました 」と言われたことがあります

この言葉のおかげで僕のツアーの方向性が決まった感じです

そう思ってもらえるように一日の短い時間を使わせてもらってるのだけど
どこまで出来ているのかは誰に何を言われるわけでもないので正直わからない

でも わざわざ遠い奄美までまた来てくれることが評価と思っていいのかもしれない

高校以来の通信簿かな?

人為的

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潜っていて悲しいものを見た
写真 わかるかな? 珊瑚が砕け散っている

僕はよく潜るビーチのことはかなり詳しい 奄美ではこのビーチに関しては僕より詳しい人は
いないと思っている そのくらいたくさん潜っているので当然珊瑚の位置や大きさまで
覚えている この破壊された珊瑚は毎年必ず イカが卵を産みに来る産卵場所に
なっている 今年も奥を覗き込んだら白いピンポン玉のような卵を見ることが出来た

「卵見に行こう」と この珊瑚まで行ったのだが まず見えてきたのは残骸と破壊されあと

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表と裏の二箇所が破壊されている

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何年もこの珊瑚を見ていてた立場としては結構悲しい

この珊瑚が壊されたのは人の意思なのが問題だ

珊瑚が壊されるのは人が潜ったり泳いだりすれば多少はあると思う
それがなるべくあってはいけないのだが現実的にはそうだろう

ただそれでも海を壊してはいけない 汚してはいけない って気持ちはみんな心の
何処かにあるとおもうのだけど 今回はおそらく壊そうと思って壊したものなんでは
ないかと思う そんな破壊のされ方だ
その意思が問題なぁと思う

一つの珊瑚が直接壊されるよりも 実は環境的に山から泥が流れてきたり
水温の変化とか そういう要因の方が珊瑚はダメージを受ける
その要因を作っているのが僕を含めた人間であるのも確かなのだけど・・・

一つの珊瑚が壊れたくらいで海は変わらないと思う

でもこの珊瑚には冬にはイカが卵を産みに来る 春になったら綺麗な熱帯魚の
住処になって半年くらいをここで過ごす  

知っていればこうは出来ないだろうなぁって思うけど
壊れてしまった ではなく壊そうって意思がやっぱり問題だなぁと思った

ただきっと珊瑚は強い きっと何年かしたら戻っているだろうなぁ

コケコケ

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いつの間にか家の鶏は巨大化している 早く外の出さなきゃと思いつつ
ここまできてしまったのだが 今までピヨピヨだった鳴き声も最近はコケコッコと
雄たけびをあげている かなりの音量だし やたらと歯切れが悪くコケコッコーーーーーと
異様に余韻にひたっている 朝は必ず叫んでいるし夜も叫ぶ
僕が寝ようかと思う瞬間 雄たけびをあげる 嫌がらせだ 
多分こいつ性格悪い気がする 

そんな鶏なのだが 最近 家で音楽をかけることが多くCDなどを聞くと
決まって こいつが対抗して 雄たけびをあげる

「くっ 」と思って音量をあげるとさらにこいつもヒートアップする

そんなやり取りをしていたのだが 冷静になると
「なんでこんな鶏に熱くなってんだよ」とちょっとむなしいのであった

おすそわけ

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たまたますれ違ったおばあちゃんに「あんた みかん食べるかい?」
向こうは僕のことを知ってるかもしれないけど 相変わらず僕は誰だかわかんない
家の畑にも大量のミカンがあるから 「いらない」と言うつもりだったんだけど
「じゃぁ ちょっとだけ頂戴」と味見のつもりで言ったのだが
杖代わりの買い物カー(ベビーカーみたいなやつ)から出てきたのは
写真のもの 黄色じゃん でかいじゃん・・・

みかん・・・ 

これみかん・・・

おばあちゃんは何だかよくわかんないけど と言っているけど
香りはどうやら晩白柚 だと思う 

地面

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一月になってかなり暇なので 普段なら忙しいときに出来ないこと
船をいじったり 畑をしたり HP直したり チラシ作って見たり
器材分解したり 夏に向けて結構やることがあるんだけど 
何故かどうしてもやる気が起きなかった でもせっかく雨も上がって
青空が現れたので 「よし 畑だ」ってことで行ったのだけど 見たらこの前
刈ったはずの草がもう出てるよ ってことで草刈機を活躍させて さっぱり
刈ってやった そのまま桑で耕してたのだけど なんか気分がのらない

草刈りたてだったんで大地がさっぱりしてる感じがあって そのまま畑の上に
根っころがってみた そしたら空が見えた 空はいつも見ているけど
土にゴロゴロして見る空はなんとなく気持ち良かった
「これはいい」ってことでしばらくゴロゴロしていました

そーいえば都会には土があまりないなぁって思った

よく犬が土の上でゴロゴロしてるけど それを思い出して
「やっぱ人間って動物なんだなぁ」と思ってしまった

海を守る?

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海を守る そんな言葉をよく耳にする
僕は海守って日本財団の会員にもなってるし 何とかの海を守る会
なんて団体は結構全国にあると思う
その団体の行動や気持ちは海に携わる人としてとても嬉しいことだし
協力もしたい でもなんとなく僕の中では守るって言葉が引っかかってしまう

守る・・・ こんな小さな人間が地球を相手に守る? 
海を守らなくてはいけない状態にしたのは間違いなく人だと思うので
その責任を取るだけなんだろうけど その責任を取るということも地球相手にとる・・・
思い上がりに感じてしまう 人ってそんなに偉いのだろうか?
海は人のものなのか? そんな気になってしまう

守るというけど 本当なら人がこれ以上何もしなければ それが一番いい気がする
でもそんな事は人が生きていく上 出来ないから 汚してしまう。
けどその分守ります みたいに感じに聞こえてしまう

ただ 守りたいって思っている人の気持ちや行動は大事だなぁと思うのであった

まぁ いろいろ書きましたがネーミングに引っかかっただけで 実際には
こんな団体に協力もするんですけどね