たまにコバンザメが群れている場所に潜りにいくのだけど
そのコバンザメ 今回は子供のコバンザメが一匹 やたら
懐いてきて 僕らの周りをグルグルと回ってる
「くっ付きたいのか?」と思いながら泳いでいたんだけど これが
いつまでたっても くっ付いてくる
コンバザメはくっ付いて寄生虫なども食べてるらしいから・・・
くっ付きたいってことは「もしかして僕にも寄生虫?」
「いやいやウェットだし・・・」 ってかその前にいない・・・と思うし
奄美大島でマングローブカヌー・体験ダイビング|ダイビング&カヌー珊瑚茶屋
僕はツアーの特性上 普通のダイビングのお店と違って
ダイビングの初めて人や久しぶりの人 初心者など 経験の
少ない人ばかりやっている
だから初めて会って いきなり(まぁ徐々にだけど)一緒に潜るのだから
出来るだけ どんな人なのかの情報が欲しい
水に対して慣れてるのか?とか泳げるのか?とか顔をつけたくない とか・・・
まぁいろいろ知りたいから 移動中の車内ではいろいろ話したりする
そして今回もいろいろ話してどんな感じなのか知りたかったのだけど いきなり車内で
浮き輪をフーフーしながら空気を入れ始めた それも二つ・・・
なので話せない・・・
と思って困ったなぁって思っていたら 予想以上の肺活量だったのか意外と早く完了
ダイビング前に浮き輪でぷかぷかしていました
それもウェットスーツを着て・・・(ウェットは浮きます)
台風の影響を受けて奄美の海は高波
風は思ったよりもなく 雨も少ない(時々豪雨になるけど)
写真は太平洋の波
車から出て濡れるのが嫌だったので横着して車内から撮ったから波 波の感じがわからないけど
結構荒れてる
こんな荒れているから明日のダイビングは無理なんではないだろうか??
と思う人が多いのかと思っていたが・・・
もちろんこんな天候なのでキャンセルなんてOK 一応天候悪いのでやめてもいいですよー
と必ず僕は言うのだけど すべての人が「やります」
むしろ中止なんてものは頭には無いらしい・・・
べスコンディションではないけど 海は実は場所によってはこんな台風でも
水の中は風もないし もっと穏やかだとは思う
よく島の人なんかに「こんな台風の時に海に行くなんてありえない」
そう言われることはあるけど まぁ どこかの漫画のキャラクターの言葉を借りると
「ありえない なんてことはありえない」だな
同じ日のほぼ同じ時刻に撮った(30分くらいの差はあるかな)海
場所によってこんなにも違うんです
シュノーケリング中のこと
弱ったイカ(コウイカの仲間)が目の前を泳いでいた
そして僕はこの時から数分悩み続ける・・・
持って帰るか 逃がすか・・・
写真でわかるように怪我している 何かに襲われたのだろう
普通にモリなど無くても素手で捕まえられる
ということは 他の生物にはイチコロで食べられてしまうだろう
どうせ食べられるなら 僕が食べるか・・・ 他の生物に譲るか・・・
ここで頭の中では すでにうちの冷蔵庫の中身とか イカの身の厚さなんかまでチェック・・・
なんとなく くたびれた感があったので捌くのも面倒だし・・・ということで
「頑張って生きろよ」と心で思いつつも 「イカリングに出来たかな」とも思いながら見送りました
台風もあっという間に去り 海も穏やかになったので和瀬の海に潜ってきたのだけど
台風で思ったよりも海が荒れて かきまぜられていたので堆積した泥もだいぶ無くなったのでは?
と期待をして潜ったのだけど 泥が無くなっていることは全然なく いまだ暗黒っぽい海になっていた
泥自体は粘土質になり重くなった感じでさらに上には砂も積もってきている
手を沈めてみたら砂の下に泥があってさらに泥の下に もともとの砂があるのが良くわかる
こんな様子をみていると「もう戻らないんだろうなぁ」と悲しくなってくる
どうなっていくのかは僕には予測できないけど こういうシーンを見ていると
「こうやって海って死んでいくのかな」って思うほかない気もする
さてさて またまた下の方に熱帯低気圧がいる
気合を入れて一番乗りで船を下したのだけど(台風で陸揚げしてある) またまた上げなくてはだ
港にいる漁師さんたち 「忙しいねぇ」
僕「はい 無駄に」