こぶしめ魚礁

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この前 漁協の事業でコブシメというコウイカの一種の
産卵場所を作って設置してきた アオリイカなどの産卵場所は全国的に行っているが
コブシメの産卵場所をつくることはあまり全国ではデータがない
これから時間をおいて産卵されているかのモニタリングに入るのだが
もしもこの方法で産卵されれば貴重なデータにもなるけど なによりも
僕がワクワクする 子供がカブトムシを捕まえるために蜜を塗ったときの気持ちかな?

普段あまり意識はしないのだけど こんなとき やっぱ海が好きなんだって思うkobu2.jpg

ここにいるのは・・・

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奄美大島は いや奄美に限らず島は元々の島人だけではおそらく今の
ような生活の様式は出来ない 内地からたくさんの人たちが一緒に生活する
ことによって今の生活がある 奄美は警察官 学校の先生などの公務員をはじめ
銀行員や医療関係など 大勢の人が鹿児島や全国から来ている

奄美では当たり前のことだ もちろんこの人たちは2年3年4年で戻っていく
そして島の実際は仕事がない だから島人も仕事を求めて内地にいく
よく「登るよ!」と耳にする これは島を離れて都会に行くことを意味する

それが島の当たり前の風景だ 3月は転勤やら何やらで人は動くのだろうけど
島は内地とは意味合いが違う 

もう大勢の人を送り出したので慣れていくのかもしれないけど
それでもやはり寂しい

でもいろいろな人が島を離れていく そしていつか気分転換なのでまた戻ってくる
または都会から一年に一度必ず島を訪れる人などいる

そんな人が僕を訪ねてきて「元気?」と来てくれるのは嬉しい
だから僕はそんな人々が気軽に訪れられる環境とそんな人でいたいと思う

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またまた人に頼まれて
港で潜ってきた おそらくこの港にこんなに潜っている人は他にいないだろう
結構気軽に頼まれて気軽に受けてしまうのだが
やってみると意外ときつい 水中で土木作業をやるみたいな
ものだから それはやっぱりきつい 普段講習などで言う中性浮力なんて
ものはまったく意味をなさない 基本的にはパワーと気合だ

さすがに全力で作業してるとレギュレーターからの呼吸が間に合わなくなる

いやぁ とっても疲労感

でもちょっとサボって(僕はすぐサボるので)あたりを捜索
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お土産です
そして・・・
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港の中にはこんなやつもいました 隠れても無駄だぜ

何でも食べよう!

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突然ですが是非是非シリーズ化してみた 何でも食べてみる話・・・
食べたことありそうでないものなんて特にね

そしてたまたまだけど第一回はクモ貝 まぁよく捕まえるのだけどなかなか
食べる機会は無かったので・・・ ということでさすがに刺身は嫌なので
(刺身嫌い) 
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こんな感じで
本当は殻も飾りたかったけど 食べるためには割るしかない

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割るとなかなか大きな実が入ってます

形は島でよく食べるトビニヤ(マガキガイ)と同じだけど大きい

毒は無いか?とか調べようかと思ったのだけどクモ貝で死んだとか聞かないし
毒があるかないかは食べるのが一番確実にわかるからな とりあえず食べた

最初は美味しく食べてたのだけど最後の爪のある辺りを食べたらなんだか舌がピリピリ
する感じがある 「ん?」と思ったけどとりあえず食べて見た

なんだろ 意外と舌にピリピリ感が残るのが嫌だけど まぁ味は美味しかったから問題ない

まぁ 何でもとりあえず噛めってことだね

さぁ 次は何を食べようかな?

ふりふり

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マングローブ内をチョコチョコと歩いてる鳥
歩き方がかなりリズミカル それはそれはもうのりのり
お尻ふりふりのハイテンション

「俺 毎日最高!! そりゃぁ餌が無いときもあるけど それはそれ!
 俺の住処に不法侵入者がそりゃぁ多いけど(特に土日はよー)それはそれ!
  とにかくお尻振ってりゃ それが一番よ レッツダンシング」
                             BY イソシギ 

あっという間

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ヒヨコは生まれてすぐに自力で立つ 立って歩き回る
一日 二日後には水も勝手に飲むし 餌も食べる
まさに親いらずだ  この生存力は恒温動物としては驚異的なのでは
ないのだろうか? ミルクとかはもちろん無い って鳥は元々無いか・・・

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そしてわずか数日で羽が生えてきている 物凄い成長速度だ

多分あと一週間もしたら僕を見たら全力で逃げていくのだろうな・・・

そして 重大な問題が起こった・・・

このヒヨコの母は尾長鳥なのだが 父は・・・
黒柏と思っていたのだが どうやら別の鶏らしい

原則的に僕は何でも増やしたいわけではない
種類を選んで増やしているのだが そして普段は混ざらないようにしていたのだが
脱走したやつがいて・・・ それでも黒柏のオスは一番強いから まぁ他のオスは
手を出せないだろう  と甘かった・・・

鶏はやはり若鶏が一番美味しいという
肉用の鶏なら50日で食べられるという

そうか50日か・・・ ふふふふっ

とうことで名前は付けられないな

魔よけ

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海に潜るといろいろな貝を見かける
貝も草食から肉食まで 住んでいる場所も違うし 美味しいのもいるし 人を殺せる毒を
もつ危険なやつなど いろいろな貝がいる 写真貝はクモ貝
わりかしメジャーな貝で見た目がインパクト強いのでお土産なんかにもされている

角の数が7本なのがクモ貝 似た貝で5本なのがスイジ貝 形が感じの水という字に似ているから
水字貝って名前になったらしい
このクモ貝 スイジ貝は奄美では魔よけになっている

スイジ貝は水難の事故などから守ってくれるらしい
クモ貝は魔よけになるみたい

昔 隣のばあちゃんにクモ貝をあげたら よろこんで玄関に飾ってたし
お守りとしての価値は高いのかもしれない

海に出る人は多かれ少なかれ お守りやらジンクスやら そんな
ことを多少は気にしている人が多い

多分 どんなに頑張っても海が怒ってしまったら人はまったくなすすべがないからだろうから
だから そうならないように こんなお守りを作ったりするのかもしれない

まぁ お守りは人それぞれだと思うけどね

ランバイ

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ランバイ 聞いたことある人はいるかな?
奄美は一応亜熱帯気候である 冬は結構寒いしストーブ全開ですが・・・
せっかく亜熱帯地域にいるので 亜熱帯植物を育てたい
どうせ果物を育てるのならば ミカンや柿 梨とかではなく普段目にすることのな
内地では育てられないものが良いと思って僕は亜熱帯の果樹を結構育てている

そのひとつがランバイである この植物は幹に直接花が付く 写真はそのつぼみだ

今年もたくさん実をつけてくれることでしょう

僕はまったく食べれない植物には興味なのだが 食べれる植物は興味深深です

早くできないかなぁ 

あっ でも僕は食いしん坊ではないけどね

稀少種

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カヌーからの帰り道
歩いていたらたまたま遭遇した蛇 いやたまたまではないか・・・。
これは生き物大好きな学生が好奇心から岩の下に何かいないかなぁと そんな気持ちから
発見したヘビ 僕自身 初めてではないが滅多にこのヘビを見ることはない 珍しいヘビ
準絶滅危惧種だったかな? ただこの発見した場所はいつもいついも僕は通る場所
いつもいつも通っているのに この場所で見かけるのは僕は初めて。
じゃぁ 何故今日発見したのか? それはきっと学生の好奇心があったからだと思う

自然を見るとき 好奇心が強ければ強いほどいろいろなものが見れるし楽しめる

これはもしかしたら 自然に限ったことではなく 普通の生活の中でも好奇心が
強ければそれだけ発見やら感動があるのではないかと・・・

そういえば昔 移住志望の人に島で生活していくために何があったら良いかと聞かれたことがある
そのとき 僕は・・・
「少しのお金とある程度の時間とたくさんの好奇心があればきっと楽しめると思います」

って答えた気がする いやぁ 自分で言っておいて ちょっとかっこいい

これ 今度から使おうかな?

って今日に限ってはヘビ嫌いの人にとってはいらない好奇心だったかな

誕生

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我が家で一番優秀かもしれない
リトルママ  超簡易的な孵卵機 そのリトルママがまたまたやってくれました
天然記念物指定 黒柏と尾長鳥のハーフです 雑種といえば雑種なのだが鶏なんて
殆んどが雑種 いや考え方次第では新種 そうだ新種ってことにしよう

羽が黒いので父 黒柏の血統だったらいいけど・・・ 

孵化前の卵はヒビが入る一日前くらいからコンコンって叩くとぴよぴよと聞こえてくる
その後ヒビが入って半日から一日かけてゆっくり少しずつ割って誕生する
写真の雛はヒビが入っておそらく2時間くらいで出てきてしまったのだが
右の卵は10時間以上変化がなかったので僕が殻をむいた
湿度なんかの関係でたまに 卵から出てこれずに死んでしまう雛もいる
でもむくのが早いとまだお腹がしっかりしていなくて内臓が出てしまうこともある
遅すぎると死んでしまうし・・・ 僕は早すぎて殺してしまったことも 遅すぎて殺して
しまったこともある せっかく後一歩で誕生なのに・・・

慎重に少しカラを割る そして自力でなんとか出てきて欲しいのだが
どうやら 羽が卵とべったりくっついてしまって身動きが取れない
鶏の体温は高いので人間の手は冷たく感じてしまうので
あまり触りたくないけど・・・でも
そぉっとはがして 何とか脱出 無事誕生ですtannzyou 3
いやぁ ナイスジャッジ・・・自分
多分 生まれるまでそっとしていたら死んでしまったことでしょう

今日はいいけど明日は水の飲み方教えなきゃ

軍隊

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ミナミコメツキガニ またの名を軍隊カニ
何故軍隊カニといわれているかというと ぞろぞろと
群れで移動するからみたいだ でもいつもいつもこの群れが
見れるわけではない 潮が引き始めた時など 見れる時間は
限定されている たまたまこの日はタイミングがあってぞろぞろの
シーンを見ることが出来たが30分後 見たポイントを通りかかったときには
すでに隠れていた
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まぁ 生き残るためにはそりゃぁ隠れなくちゃならんしね
シオマネキみたくササッと隠れることが出来ないし 隠れも体が少し出てるやつもいる

そんなのを見ていたら 生き残るのは運だな と感じてしまう

たくさんの数いるから 鳥なんかが来ても自分に来る確率は減る

「旦那 あっちのやつの方が美味いですぜ あっしはいまいちで・・・」

仲間を犠牲にして自分が生き残る
多分 自然の中では弱い生き物にとってはこれが当たり前のことなんだろうな

遠足

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カケロマ島の小学校の遠足?(いや 多分違うかもしれないけど)で
小学生達がマングローブに遊びにきました 全校生徒で来たのだけど
両手の指の数よりかは少なかったかな 同じ小学校でも都会の学校と
田舎の学校 まったく別なものに感じてしまう どちらがよいとかは僕には
わからないけど でも僕なんかの小学校は人数も多かったけど上級生や
下級生とのつながりはまったくといっていいほどなかった これは都会の
学校なら当たり前のことだろう でもこれだけ人数が少ないと上級生 下級生とか
言ってられない気がする その辺はきっと良い部分なのだろうな

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島の子だからといって いや島の人だからといってみんな島の自然に詳しいかというと
そんなことはない 僕より自然のことを知らない島の人はきっと多いし
島では自然があることが当たり前なのだからあまり興味を持たないのが普通だと思う

ただ今回 島の子供達が少しでも興味を持ってもらえたら それはきっと
島の未来につながっていくのではないのかなぁと漠然と思った

PS ただ子供よりも大人の方が夢中だったのは気のせいだろうか?