腑に落ちないこと

raitti.jpg

春だねぇ いたるところで花が咲いてる この花はライチ・・・
桃に続きライチ・・・ そうおわかりの通り僕は花に興味はない
実が付くものしか家にはない それは僕を知ってるほとんどの
人がイメージできるはずだ だってどうせ育てるなら食べれなきゃねー

とそんなライチの花を見ていると来客がきた

近所の畑の主だ・・・ 何しに来たのだろう?そう思っているうちに主から出た言葉は・・・
「鶏持っていった?」
僕は「はっ?」 意味分からん だってその主は鶏なんか飼っていない
「どうしたんですか?」聞いて見たらどうやら家の数ヶ月前から居なくなっていた
尾長鳥のメス一匹 近所の畑で卵を産んでいて それを孵化させたらしい

どこかで卵を暖めていたのは分かっていたのだが 必ず餌を食べに帰ってくる

餌さえあれば孵化後必ず戻ってくるのだが ある日を境に戻ってこなくなったので
犬などに襲われてしまったかと思っていたのだが・・・

話を聞くとヒヨコを5匹連れてもうだいぶそこの畑にいるらしい
でも今朝は見当たらなかったらしい だから聞きに来たのだ

僕はおっ 生きてたんだと半分喜んだが 待てよ待てよ

なぜそのことを僕に言わない 何度も会っているし 鶏のことも聞いている
話す機会なんて十分あったのに・・・ 鶏が居なくなって初めての言葉・・・・

それも勝手に家から餌を持っていってるらしいし 

餌を持っていくのはかまわないが 何故一言がないんだろう?
餌は家の畑に入らないと取れないし 

一言がないおかげでかなり釈然としない

まぁ 相手の畑に行って鶏は確認したけどね
そしたら餌が普通に蒔いてあった 

生きててよかったけど なんかなぁ

今年は?

momo2.jpg

桃栗三年というが家の桃はすでに5年 その間まったく実を付けることが無い
花すらちゃんと咲いたことがない(2つくらいは咲いたけど)
昔 鹿児島に行ったときに園芸市みたいなのがやっていてそのときに買ったのだが
丁度今の畑は少しづつだけど 開墾して広げていった時期で まだ若かったからか
体力は全快で 暑くて倒れそうになったら そのまま水かぶって乗り越えたり
ブヨになんかは今でこそ慣れてわずかな時間で治るのだがその当時は何日も
腫れて 腕なんか原型が分からないくらいたくさん刺されたし ハチなんかにも囲まれたし
(年に一度は必ずハチに刺されてる もはや行事みたいなもんかな)
今ではきっとこの頃の情熱があるかどうかはわからないけど少なくとも体力はない・・・

そんな苦労して開墾した場所に植えた桃の樹だったのだが・・・

鹿児島の園芸市のおばさんは 「来年には実が付くよ」と言っていたが一年過ぎても
二年過ぎてもまったく実をつけない というかつぼみはつくのだが 花は咲かない
樹は多きくなって 幹もしっかりしるし 何がいけないんだろうか?

売ってたおばさんは「奄美でも大丈夫・・・」と言っていてそれを信じていたのに・・・
冷静になってみると奄美で白桃を育てている噂を聞いたことがない

それでも抜いてしまうのはもったいないし いろいろ考えた結果
「きっと冬に温度が下がらないから葉っぱもあまり落ちないし それがいけないのかな?」

ということで今年は実験がてら 冬にまだ緑緑していた葉っぱを無理やりちぎって
樹を裸にしてみた

すると今年は初めて花満開!

実が付くか分からないけど いろいろとやってみるもんだね

ただ もしかしたら何もしなくても今年は花が咲いたかもしれないけど・・・
僕の中で新しい桃の常識が確立されました

冬になったら葉を落とせ!

アドベンチャー

eku.jpg

ダイビングをするとき ダイバーなら今回はそんなポイントにいくんだろう?とか
今回はこんなポイントに行きたい そんな事を思う人が多いと思う
そう 海では適当にその辺を潜るわけではない 魚の多い場所や大きな魚が
見れる場所 その場所が少しずれるだけで海の中は変わってくる
だからポイント・・・ 点なのだ そんなポイントだが僕は海の中の洞窟に入るのが大好き
真っ暗になって 気分はもう冒険家! さらに洞窟の中にも魚は結構いるし
なんといっても出口がとても綺麗 暗闇から出てきたあとは海の中がさらに
明るく見える気がする 
だから僕が穴を見つけるとウズウズする そして吸い込まれるように潜っていく

お前は蟻か? それともコウモリか? と聞かれる日も近いかも・・・

ほんとは・・・

isi.jpg

「俺の名前はイシガキフグ 俺の肉は最高!
 だから冬になると特に仲間は減っていき どうやらグツグツと葉っぱとか他のものと
 一緒に夏の海水温よりも何倍も熱い容器入れられるちまうんだよ
 住みにくい世の中になったぜ」

そしてこのイシガキフグ 島の人にイシガキフグと言ってもほとんど通じない

島ではアバスという 沖縄ではアバサー

ちなみにこの魚もababab.jpg
島ではアバスという
ホントはハリセンボンって名前があるのだけど 島ではどっちもアバス・・・

そして僕は魚の名前を聞かれて もしも分からないハリセンボンがいたら・・・

迷わず「アバス」と答えるな

染め

dorozou.jpg

春の訪れを感じさせない奄美大島
それでも雑草はニョキニョキ伸びちょっと嫌だけど
僕が思うに南の島に四季はないと思う
無理やり四季を感じれば出来ないことはないけど
夏大好きの僕としては 夏が来て次は冬 その後は夏・・・
春がないなんて最高だわ 花粉症の人にはこの島は最高の島
そしてもう少しでカキ氷の美味しい気候になる

そんな四季ではなく二季の奄美ですがやはりまだ水は冷たい

それでも泥染めをしている人は率先して裸足で泥に入る
「かなり冷たいのに」

でも 冷たい思いをして裸足で泥に入るのと 汚れないよう入らずにしている
人とでは意識が違うのだろう

これから大変だ

遊び方

ikatama23.jpg
今日はホットなお話
前回漁協の事業でこぶしめの産卵魚礁のことを書いた
そして産卵したらワクワクするって書いた
そのワクワク感のお話

今日 久々にイカ芝を見てきた イカ芝ってのはアオリイカの産卵場所を人工的に作るのだが
写真をみてわかるかな 特には難しいことではなく枝を重ねて作っていく
このイカ芝は漁協の事業でやっているものではない(漁協としてもやっているのだが)
だから産卵するかしないかは 本当に個人的な興味と好奇心だ
最初 イカ芝を見て水中で良い形にして よいと思う位置に持っていって・・・
でも 産卵したらいいなぁぐらい ほんとに産卵するのは謎だった

そして遠目にイカ芝が見えてきたとき
「おおーにぎやかになってるなぁ」
ikatama2.jpg

かなりの数のヘコアユが住処にしている
これだけでもなんか嬉しい

そしてこの枝の中を見ると・・・
ikatama.jpg

これがアオリイカの卵

物凄い数の卵が産み付けてある

こんな遊び方はなかなか出来ない
極上の遊びだと思う もちろん人それぞれだし興味の無い人には
面白くもないのかもしれないけど 少なくとも僕にとっては 
こんなワクワクをくれる遊び方が出来るのが奄美の良いところだな

こぶしめ魚礁

kobu1.jpg
この前 漁協の事業でコブシメというコウイカの一種の
産卵場所を作って設置してきた アオリイカなどの産卵場所は全国的に行っているが
コブシメの産卵場所をつくることはあまり全国ではデータがない
これから時間をおいて産卵されているかのモニタリングに入るのだが
もしもこの方法で産卵されれば貴重なデータにもなるけど なによりも
僕がワクワクする 子供がカブトムシを捕まえるために蜜を塗ったときの気持ちかな?

普段あまり意識はしないのだけど こんなとき やっぱ海が好きなんだって思うkobu2.jpg

ここにいるのは・・・

kokkuten.jpg

奄美大島は いや奄美に限らず島は元々の島人だけではおそらく今の
ような生活の様式は出来ない 内地からたくさんの人たちが一緒に生活する
ことによって今の生活がある 奄美は警察官 学校の先生などの公務員をはじめ
銀行員や医療関係など 大勢の人が鹿児島や全国から来ている

奄美では当たり前のことだ もちろんこの人たちは2年3年4年で戻っていく
そして島の実際は仕事がない だから島人も仕事を求めて内地にいく
よく「登るよ!」と耳にする これは島を離れて都会に行くことを意味する

それが島の当たり前の風景だ 3月は転勤やら何やらで人は動くのだろうけど
島は内地とは意味合いが違う 

もう大勢の人を送り出したので慣れていくのかもしれないけど
それでもやはり寂しい

でもいろいろな人が島を離れていく そしていつか気分転換なのでまた戻ってくる
または都会から一年に一度必ず島を訪れる人などいる

そんな人が僕を訪ねてきて「元気?」と来てくれるのは嬉しい
だから僕はそんな人々が気軽に訪れられる環境とそんな人でいたいと思う

ankaaa.jpg
またまた人に頼まれて
港で潜ってきた おそらくこの港にこんなに潜っている人は他にいないだろう
結構気軽に頼まれて気軽に受けてしまうのだが
やってみると意外ときつい 水中で土木作業をやるみたいな
ものだから それはやっぱりきつい 普段講習などで言う中性浮力なんて
ものはまったく意味をなさない 基本的にはパワーと気合だ

さすがに全力で作業してるとレギュレーターからの呼吸が間に合わなくなる

いやぁ とっても疲労感

でもちょっとサボって(僕はすぐサボるので)あたりを捜索
egiegi.jpg
お土産です
そして・・・
usi.jpg

港の中にはこんなやつもいました 隠れても無駄だぜ

何でも食べよう!

kumogai.jpg

突然ですが是非是非シリーズ化してみた 何でも食べてみる話・・・
食べたことありそうでないものなんて特にね

そしてたまたまだけど第一回はクモ貝 まぁよく捕まえるのだけどなかなか
食べる機会は無かったので・・・ ということでさすがに刺身は嫌なので
(刺身嫌い) 
kumo2.jpg
こんな感じで
本当は殻も飾りたかったけど 食べるためには割るしかない

kumo3.jpg
割るとなかなか大きな実が入ってます

形は島でよく食べるトビニヤ(マガキガイ)と同じだけど大きい

毒は無いか?とか調べようかと思ったのだけどクモ貝で死んだとか聞かないし
毒があるかないかは食べるのが一番確実にわかるからな とりあえず食べた

最初は美味しく食べてたのだけど最後の爪のある辺りを食べたらなんだか舌がピリピリ
する感じがある 「ん?」と思ったけどとりあえず食べて見た

なんだろ 意外と舌にピリピリ感が残るのが嫌だけど まぁ味は美味しかったから問題ない

まぁ 何でもとりあえず噛めってことだね

さぁ 次は何を食べようかな?

ふりふり

isosigi.jpg

マングローブ内をチョコチョコと歩いてる鳥
歩き方がかなりリズミカル それはそれはもうのりのり
お尻ふりふりのハイテンション

「俺 毎日最高!! そりゃぁ餌が無いときもあるけど それはそれ!
 俺の住処に不法侵入者がそりゃぁ多いけど(特に土日はよー)それはそれ!
  とにかくお尻振ってりゃ それが一番よ レッツダンシング」
                             BY イソシギ 

あっという間

hiyo.jpg

ヒヨコは生まれてすぐに自力で立つ 立って歩き回る
一日 二日後には水も勝手に飲むし 餌も食べる
まさに親いらずだ  この生存力は恒温動物としては驚異的なのでは
ないのだろうか? ミルクとかはもちろん無い って鳥は元々無いか・・・

hiyoko.jpg

そしてわずか数日で羽が生えてきている 物凄い成長速度だ

多分あと一週間もしたら僕を見たら全力で逃げていくのだろうな・・・

そして 重大な問題が起こった・・・

このヒヨコの母は尾長鳥なのだが 父は・・・
黒柏と思っていたのだが どうやら別の鶏らしい

原則的に僕は何でも増やしたいわけではない
種類を選んで増やしているのだが そして普段は混ざらないようにしていたのだが
脱走したやつがいて・・・ それでも黒柏のオスは一番強いから まぁ他のオスは
手を出せないだろう  と甘かった・・・

鶏はやはり若鶏が一番美味しいという
肉用の鶏なら50日で食べられるという

そうか50日か・・・ ふふふふっ

とうことで名前は付けられないな