ほんとは・・・

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「俺の名前はイシガキフグ 俺の肉は最高!
 だから冬になると特に仲間は減っていき どうやらグツグツと葉っぱとか他のものと
 一緒に夏の海水温よりも何倍も熱い容器入れられるちまうんだよ
 住みにくい世の中になったぜ」

そしてこのイシガキフグ 島の人にイシガキフグと言ってもほとんど通じない

島ではアバスという 沖縄ではアバサー

ちなみにこの魚もababab.jpg
島ではアバスという
ホントはハリセンボンって名前があるのだけど 島ではどっちもアバス・・・

そして僕は魚の名前を聞かれて もしも分からないハリセンボンがいたら・・・

迷わず「アバス」と答えるな

染め

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春の訪れを感じさせない奄美大島
それでも雑草はニョキニョキ伸びちょっと嫌だけど
僕が思うに南の島に四季はないと思う
無理やり四季を感じれば出来ないことはないけど
夏大好きの僕としては 夏が来て次は冬 その後は夏・・・
春がないなんて最高だわ 花粉症の人にはこの島は最高の島
そしてもう少しでカキ氷の美味しい気候になる

そんな四季ではなく二季の奄美ですがやはりまだ水は冷たい

それでも泥染めをしている人は率先して裸足で泥に入る
「かなり冷たいのに」

でも 冷たい思いをして裸足で泥に入るのと 汚れないよう入らずにしている
人とでは意識が違うのだろう

これから大変だ

遊び方

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今日はホットなお話
前回漁協の事業でこぶしめの産卵魚礁のことを書いた
そして産卵したらワクワクするって書いた
そのワクワク感のお話

今日 久々にイカ芝を見てきた イカ芝ってのはアオリイカの産卵場所を人工的に作るのだが
写真をみてわかるかな 特には難しいことではなく枝を重ねて作っていく
このイカ芝は漁協の事業でやっているものではない(漁協としてもやっているのだが)
だから産卵するかしないかは 本当に個人的な興味と好奇心だ
最初 イカ芝を見て水中で良い形にして よいと思う位置に持っていって・・・
でも 産卵したらいいなぁぐらい ほんとに産卵するのは謎だった

そして遠目にイカ芝が見えてきたとき
「おおーにぎやかになってるなぁ」
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かなりの数のヘコアユが住処にしている
これだけでもなんか嬉しい

そしてこの枝の中を見ると・・・
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これがアオリイカの卵

物凄い数の卵が産み付けてある

こんな遊び方はなかなか出来ない
極上の遊びだと思う もちろん人それぞれだし興味の無い人には
面白くもないのかもしれないけど 少なくとも僕にとっては 
こんなワクワクをくれる遊び方が出来るのが奄美の良いところだな

こぶしめ魚礁

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この前 漁協の事業でコブシメというコウイカの一種の
産卵場所を作って設置してきた アオリイカなどの産卵場所は全国的に行っているが
コブシメの産卵場所をつくることはあまり全国ではデータがない
これから時間をおいて産卵されているかのモニタリングに入るのだが
もしもこの方法で産卵されれば貴重なデータにもなるけど なによりも
僕がワクワクする 子供がカブトムシを捕まえるために蜜を塗ったときの気持ちかな?

普段あまり意識はしないのだけど こんなとき やっぱ海が好きなんだって思うkobu2.jpg

ここにいるのは・・・

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奄美大島は いや奄美に限らず島は元々の島人だけではおそらく今の
ような生活の様式は出来ない 内地からたくさんの人たちが一緒に生活する
ことによって今の生活がある 奄美は警察官 学校の先生などの公務員をはじめ
銀行員や医療関係など 大勢の人が鹿児島や全国から来ている

奄美では当たり前のことだ もちろんこの人たちは2年3年4年で戻っていく
そして島の実際は仕事がない だから島人も仕事を求めて内地にいく
よく「登るよ!」と耳にする これは島を離れて都会に行くことを意味する

それが島の当たり前の風景だ 3月は転勤やら何やらで人は動くのだろうけど
島は内地とは意味合いが違う 

もう大勢の人を送り出したので慣れていくのかもしれないけど
それでもやはり寂しい

でもいろいろな人が島を離れていく そしていつか気分転換なのでまた戻ってくる
または都会から一年に一度必ず島を訪れる人などいる

そんな人が僕を訪ねてきて「元気?」と来てくれるのは嬉しい
だから僕はそんな人々が気軽に訪れられる環境とそんな人でいたいと思う

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またまた人に頼まれて
港で潜ってきた おそらくこの港にこんなに潜っている人は他にいないだろう
結構気軽に頼まれて気軽に受けてしまうのだが
やってみると意外ときつい 水中で土木作業をやるみたいな
ものだから それはやっぱりきつい 普段講習などで言う中性浮力なんて
ものはまったく意味をなさない 基本的にはパワーと気合だ

さすがに全力で作業してるとレギュレーターからの呼吸が間に合わなくなる

いやぁ とっても疲労感

でもちょっとサボって(僕はすぐサボるので)あたりを捜索
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お土産です
そして・・・
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港の中にはこんなやつもいました 隠れても無駄だぜ

何でも食べよう!

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突然ですが是非是非シリーズ化してみた 何でも食べてみる話・・・
食べたことありそうでないものなんて特にね

そしてたまたまだけど第一回はクモ貝 まぁよく捕まえるのだけどなかなか
食べる機会は無かったので・・・ ということでさすがに刺身は嫌なので
(刺身嫌い) 
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こんな感じで
本当は殻も飾りたかったけど 食べるためには割るしかない

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割るとなかなか大きな実が入ってます

形は島でよく食べるトビニヤ(マガキガイ)と同じだけど大きい

毒は無いか?とか調べようかと思ったのだけどクモ貝で死んだとか聞かないし
毒があるかないかは食べるのが一番確実にわかるからな とりあえず食べた

最初は美味しく食べてたのだけど最後の爪のある辺りを食べたらなんだか舌がピリピリ
する感じがある 「ん?」と思ったけどとりあえず食べて見た

なんだろ 意外と舌にピリピリ感が残るのが嫌だけど まぁ味は美味しかったから問題ない

まぁ 何でもとりあえず噛めってことだね

さぁ 次は何を食べようかな?

ふりふり

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マングローブ内をチョコチョコと歩いてる鳥
歩き方がかなりリズミカル それはそれはもうのりのり
お尻ふりふりのハイテンション

「俺 毎日最高!! そりゃぁ餌が無いときもあるけど それはそれ!
 俺の住処に不法侵入者がそりゃぁ多いけど(特に土日はよー)それはそれ!
  とにかくお尻振ってりゃ それが一番よ レッツダンシング」
                             BY イソシギ 

あっという間

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ヒヨコは生まれてすぐに自力で立つ 立って歩き回る
一日 二日後には水も勝手に飲むし 餌も食べる
まさに親いらずだ  この生存力は恒温動物としては驚異的なのでは
ないのだろうか? ミルクとかはもちろん無い って鳥は元々無いか・・・

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そしてわずか数日で羽が生えてきている 物凄い成長速度だ

多分あと一週間もしたら僕を見たら全力で逃げていくのだろうな・・・

そして 重大な問題が起こった・・・

このヒヨコの母は尾長鳥なのだが 父は・・・
黒柏と思っていたのだが どうやら別の鶏らしい

原則的に僕は何でも増やしたいわけではない
種類を選んで増やしているのだが そして普段は混ざらないようにしていたのだが
脱走したやつがいて・・・ それでも黒柏のオスは一番強いから まぁ他のオスは
手を出せないだろう  と甘かった・・・

鶏はやはり若鶏が一番美味しいという
肉用の鶏なら50日で食べられるという

そうか50日か・・・ ふふふふっ

とうことで名前は付けられないな

魔よけ

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海に潜るといろいろな貝を見かける
貝も草食から肉食まで 住んでいる場所も違うし 美味しいのもいるし 人を殺せる毒を
もつ危険なやつなど いろいろな貝がいる 写真貝はクモ貝
わりかしメジャーな貝で見た目がインパクト強いのでお土産なんかにもされている

角の数が7本なのがクモ貝 似た貝で5本なのがスイジ貝 形が感じの水という字に似ているから
水字貝って名前になったらしい
このクモ貝 スイジ貝は奄美では魔よけになっている

スイジ貝は水難の事故などから守ってくれるらしい
クモ貝は魔よけになるみたい

昔 隣のばあちゃんにクモ貝をあげたら よろこんで玄関に飾ってたし
お守りとしての価値は高いのかもしれない

海に出る人は多かれ少なかれ お守りやらジンクスやら そんな
ことを多少は気にしている人が多い

多分 どんなに頑張っても海が怒ってしまったら人はまったくなすすべがないからだろうから
だから そうならないように こんなお守りを作ったりするのかもしれない

まぁ お守りは人それぞれだと思うけどね

ランバイ

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ランバイ 聞いたことある人はいるかな?
奄美は一応亜熱帯気候である 冬は結構寒いしストーブ全開ですが・・・
せっかく亜熱帯地域にいるので 亜熱帯植物を育てたい
どうせ果物を育てるのならば ミカンや柿 梨とかではなく普段目にすることのな
内地では育てられないものが良いと思って僕は亜熱帯の果樹を結構育てている

そのひとつがランバイである この植物は幹に直接花が付く 写真はそのつぼみだ

今年もたくさん実をつけてくれることでしょう

僕はまったく食べれない植物には興味なのだが 食べれる植物は興味深深です

早くできないかなぁ 

あっ でも僕は食いしん坊ではないけどね

稀少種

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カヌーからの帰り道
歩いていたらたまたま遭遇した蛇 いやたまたまではないか・・・。
これは生き物大好きな学生が好奇心から岩の下に何かいないかなぁと そんな気持ちから
発見したヘビ 僕自身 初めてではないが滅多にこのヘビを見ることはない 珍しいヘビ
準絶滅危惧種だったかな? ただこの発見した場所はいつもいついも僕は通る場所
いつもいつも通っているのに この場所で見かけるのは僕は初めて。
じゃぁ 何故今日発見したのか? それはきっと学生の好奇心があったからだと思う

自然を見るとき 好奇心が強ければ強いほどいろいろなものが見れるし楽しめる

これはもしかしたら 自然に限ったことではなく 普通の生活の中でも好奇心が
強ければそれだけ発見やら感動があるのではないかと・・・

そういえば昔 移住志望の人に島で生活していくために何があったら良いかと聞かれたことがある
そのとき 僕は・・・
「少しのお金とある程度の時間とたくさんの好奇心があればきっと楽しめると思います」

って答えた気がする いやぁ 自分で言っておいて ちょっとかっこいい

これ 今度から使おうかな?

って今日に限ってはヘビ嫌いの人にとってはいらない好奇心だったかな