春だねぇ いたるところで花が咲いてる この花はライチ・・・
桃に続きライチ・・・ そうおわかりの通り僕は花に興味はない
実が付くものしか家にはない それは僕を知ってるほとんどの
人がイメージできるはずだ だってどうせ育てるなら食べれなきゃねー
とそんなライチの花を見ていると来客がきた
近所の畑の主だ・・・ 何しに来たのだろう?そう思っているうちに主から出た言葉は・・・
「鶏持っていった?」
僕は「はっ?」 意味分からん だってその主は鶏なんか飼っていない
「どうしたんですか?」聞いて見たらどうやら家の数ヶ月前から居なくなっていた
尾長鳥のメス一匹 近所の畑で卵を産んでいて それを孵化させたらしい
どこかで卵を暖めていたのは分かっていたのだが 必ず餌を食べに帰ってくる
餌さえあれば孵化後必ず戻ってくるのだが ある日を境に戻ってこなくなったので
犬などに襲われてしまったかと思っていたのだが・・・
話を聞くとヒヨコを5匹連れてもうだいぶそこの畑にいるらしい
でも今朝は見当たらなかったらしい だから聞きに来たのだ
僕はおっ 生きてたんだと半分喜んだが 待てよ待てよ
なぜそのことを僕に言わない 何度も会っているし 鶏のことも聞いている
話す機会なんて十分あったのに・・・ 鶏が居なくなって初めての言葉・・・・
それも勝手に家から餌を持っていってるらしいし
餌を持っていくのはかまわないが 何故一言がないんだろう?
餌は家の畑に入らないと取れないし
一言がないおかげでかなり釈然としない
まぁ 相手の畑に行って鶏は確認したけどね
そしたら餌が普通に蒔いてあった
生きててよかったけど なんかなぁ