ガイドブック

メヒルギ

写真はメヒルギとその種 メヒルギと言ってもあまり耳慣れないから
「そんなのしらない」って思う人もたくさんいると思うけど
一般的にマングローブと思われている木はこのヒルギの仲間たちだ
マングローブというのは木の名前だと思っている人が結構な数いる
実際はマングローブという木の名前はない

まぁでもカヌーに乗って詳しく
「これがメヒルギ これがオヒルギ・・・」と言ったところで
奄美からの帰りの飛行機で何人の人が覚えているか・・・?
そんなことよりせっかくカヌーに乗ってマングローブのど真ん中に
いるのだから自分の目でいろいろ見て感じてもらうのがいいと思う

ということで僕はマニアックな説明やらは一切カット 
聞いてくれたら いくらでもマニアなお話しますが・・・

ただガイドブックや案内人は出来れば正確な事を知っていたほうが
いいのは当然か

このメヒルギの種(緑のインゲンみたいなやつ)
古いガイドブックや少し知識がある人などは「落ちて下の泥に
突き刺さって(重力で)芽を出します」と書いてあったり 言ってだり・・・

実はそんなことはない 種は浮くし 泥もそんなにやわらかくない

何度も僕は実験して種をダーツのように投げたりもしたけど
突き刺さることはない

いまだにマングローブの種は落下して刺さると思っている人も
多い気がする

・・・とこんなことを書こうと思っていたわけではないのだが
まぁ 今はメヒルギの種がいっぱいあるよーって事で・・・

PS 今日からこっちのブログに書きます

鳥の餌

a270aa88.jpg奄美大島は意外と寒い いろいろな
HPでもう暑いとか 常夏とか書いて
あったとしても どの辺りが夏なのか
教えてほしいくらいだ と言いたくなる
くらいここ数日は冷えている
(それでも晴れたら暖かいけど)

そんな寒い気候なのに南国チックな果実
パパイヤはバンバンと出来ていく

でもこの果実が果物として熟すまでには大きな障害がある

少しでも柔らかくなってくるとメジロが食べてしまう

メジロより前に食べるには野菜として食べるしかない
(ちゃんと防鳥すればいいんだろうけど)

鳥というのは本当に食べごろを良く見ている

それにしても畑に僕が行くと鳥が慌てて逃げていく 
僕が離れると少し間をおいてまた実を食べる
近づくとまた逃げる

おそらく鳥は「あいつ 邪魔だなぁ」と思ってるはず

鳥にとってはこの果物は誰のものとか関係ないんだろうなぁ

水の中で

03ff0eac.jpg今日は大雨も降っていたし
久々 ダイビングも無かったので
潮抜きしよう ってことで家でゆっくりのはずだった

一応 明日のためにちょっと器材の準備をしていると
近所の知り合いが「アンカー取って欲しいんだけど」
まぁ いつもの事なので気軽にいいよーって言ったんだけど
今日しか時間が無かったなので 大雨で大荒れの中作業してきました

最初の話だとアンカーは50キロくらいで軽いよって事だったので
結構気軽に潜ったのだけど 水の中で見たら でかい! 
港でも大荒れしていたので視界はかなり悪い 
やっぱり手探りで調べていくと 本当にデカイ

「これ 絶対50キロじゃない」と思ったのだが水の中でそんな事を
言っても仕方ない 推定100キロ(そんなに無いかも知れないけど)
のアンカーを一人で水中で運ばなくてはならない 
砂に埋もれているアンカーを引っ張り出して あとは担いで水中歩行など
しながら運んでいく アンカーを担いで波に揺られながら超スローで
水中を歩く・・・ あまり人には見せられないシーンだ
とにかく重かった おかげで肩が久々 筋肉痛になりそうだ

ちなみにこのとき使ったタンクの空気は普段なら一時間は持つ量を
わずか20分で消費してしまった  

終わった後 しばらく疲労で動きたくなかったのでウェットスーツ姿で
大雨の中 一人たたずんでいました 怪しかったのか通りすがりの車が
みんなスピードを緩めてこっちを見ていったよ 

今年こそは

172c08b9.jpg奄美大島は亜熱帯気候らしい
(でも今はストーブ ガンガンですけど)
せっかく亜熱帯地方に住んでいるのだから
内地では作れない(作りづらい)ものを・・・
ということで家の畑には意外とトロピカルなものが多い

写真のつぼみはライチ 木はまだ小さいのだが結構花は
咲く気配がある 順当になら美味しいライチが食べられるのだが
去年は残念ながら花まで咲きながら実は付かなかった

今年こそは・・・と思うのだが何をしたらよいか

いやたぶん何もしないで結構 花を見て終わってしまう予感がプンプンだ

ここは樹の生命力にかけるか・・・

でも自家製 ライチ食べたいんだけどなぁ

調べてみると捥いですぐは相当美味しいらしい

アダン

4344c82e.jpg最近 「そろそろストーブでも片すかなぁ」
と思っていたら今日の気温14度・・・
平均じゃありません 最高気温です また冬です
この前23度とかあったのに・・・
ちなみに奄美は14度 神奈川の気温は同じ日に17度もあったらしい 
これでは関東から来た人はせっかく南に着たのに
がっかりだろう そんな寒い中ではあったが
海に中はさすがに20度くらいだった こんなに寒い日は海に中の方が暖かい

さてさて寒い寒いと言っていても仕方ないので
今日は熱めの風呂を! と思い立ってバンバンと燃やしてみた
その火がまた暖かいこと・・・ 寒くて息を吐くと白い息が出てるし。

その火を見ながら「暖かいなぁ」とボーーっとしていると
(すでに夜11時をまわっていたのでちょっと怪しい・・・)
火の中で木材が炭化していた それを見て「そういえば・・・」
と思って今日 これを書くことにした 

なんて長い前置きなんだろう・・・

前にミカン泥棒の話を書いたが このときも真っ暗闇の中 
畑で焚き火をしていた このときに作った炭が写真のアダンの炭
泥棒と間違えられながら作った炭だ(それも自分の畑で)

なんで急にこんなことを書いたかというと木材の炭化を見て
炭を連想したのであった そして炭からアダン炭・・・

もしかしてちゃんとまとめて書いたら3行くらいで終わったかも・・・

間引き

f4367f04.jpgブロッコリーに続き最近は大根祭りが始まった
と言っても大根のボディーではなく葉の部分だが。
もちろんブロッコリー祭りも同時開催だったけど。
(もうブロッコリーは落ち着いてきたけど)

今 家の畑の約70パーセントはジャガイモが独占している
(独占と言っても僕が植えたんだけど)
気分はすでにジャガイモフェスティバルだったので あまり他のものに
気がいかなかったのだ そんな時 ふと大根を見たら それはそれはワサワサと
茂っている 「やばい 早く間引かないと」ということで
しばらく大根(葉)祭りが続くのであった

間違ってもこんな小さな大根を作っていたわけではありません

これは間引きです

さてさて奄美はまたまた寒くなってきました さらに強風 波4M
の大荒れ 明日の海はどうかなぁ?

忘れた

fb29c475.jpgお風呂から出た後必要なもの。
人によってはビン牛乳だったり
ビールであったり化粧水であったりと
いろいろだと思うが必ず必要なのは
やっぱりタオルだろう

風呂から出た後 例え近くにタオルがなくても
普通に家の中に風呂があればたいした問題ではない・・・と思う

しかし家はというと お風呂場は家の外

玄関から出て家まで わずか数歩の距離だが風呂から出た瞬間 
真正面に道路が見える 家でタオルを忘れて風呂に入ってしまったら
基本的には裸で外を歩くことになる まぁ夜はさほど問題ではないのだが
早風呂をしてしまうと 最近の奄美は日が延びて まだ明るい
(6時はまだ明るい)

正直タオルを忘れても 僕個人的には「あっ やっちゃった」
程度にしか思わないのだが 家のそばにはバス停もあり学校帰りの
女子高生も通る ばぁちゃん達ならまだしも さすがに若い子には辛いだろう
ということで(変態と噂されても嫌だし)
しぶしぶ着ていた服で拭いてしまいました
(汗かいてた服で体を拭く・・・もう一度風呂入りたい)

時期

3128155c.jpg野菜でも果物でも もちろん食べごろがある
今でこそ流通が発達して一年中 殆んどの
野菜 果物が食べれるかもしれない
キャベツとか大根とか一年中 スーパーに並んでいる
産地を見てみると時期ごとに段々と南から北に移っていく
最初は九州の野菜から始まって北海道の野菜まで全国の
野菜が集まってくる これは考えてみたらすごい事だ

盗難2

観光で来る人がよく口にする言葉
「島の人はみんなやさしい・・・」

奄美大島に限らず南の島 全般的によく聞く言葉だ

多くの人が 島には良い人しかいないと思っている

これはものすごい勘違いだ 多少のんびりしている人が
多いのかもしれないが 同じ国だし同じ人間だから やっぱり
良い人もいれば そうでない人もいる

今日 たまたま 立ち話で知ったのだが 鶏の盗難が多発しているらしい

前回 このブログにも書いたが 家の鶏は盗まれた

なぜ すぐに盗まれたかと分かったかというと 
良い鶏だけがいなくなっていたからだ 

近所の人も鶏の盗難にあったらしい 

島なのだから頑張って探せば犯人は見つかるのでは?と思うのだが・・・

さてさて 物騒である

この木なんの木

昨日までダイビングの器材メーカーの主催する
メンテナンス講習だったので今は神奈川にいます
毎日 ダイビングで使用する器材を分解しては組み立てて
終わったぁと組みあがった器材を見て余韻にひたる間もなく
また分解・・・ さらに慣れてきた頃には別の器材・・・
と久々に脳を使ってしまった

でも今日は別の話 たまたま「この木何の木 気になる木」
の話題があったので ふと思い出した事があった

日立グループのCMに使われているこの木 通称 日立の樹は
ハワイ オワフ島にあるらしいのだが・・・

よく旅行に来る人が 「奄美にこの木何の木の木があるんだけど 何処?」
と質問を受ける でも有名な大きな木はハワイ・・・

そんなの奄美にあるの?って聞くと 旅行のガイドブックで見たとか
島の人に聞いたとか ガイドさんに聞いたとか
いろいろなんだけど 僕は知らない ってかそんな木は奄美にはない

奄美にあるんだよってうわさになるとそのうわさが本当の事のように
扱われる そして適当に大きな樹を見て これかぁ・・・と思うんだろう

まぁ 僕にとっては その人が 日立の樹と思っているのならそれでいいけど・・・

 

ウニ

この前 TVをつけたら海の映像が流れていたので
思わず見てしまった カリフォルニア大学が中心と
なっておこなっている調査の番組みたいな感じだった

そこでウニがたくさんの映像が出てきて 「ウニが増えすぎると
海藻を食べつくしてしまい海は荒れてしまう」という

「おおー この感じ・・・」
まさに家のそばの海はウニだらけで似たような感じだ
昼間は気づきずらいかもしれないけど 夜潜ると
もう ウニだらけ。 ウニの増えすぎる原因はウニを捕食
するエビ類や魚がいないことらしい 

でも珊瑚の付近に付く海藻もウニが食べてくれている事も確か・・・
珊瑚の周りに海藻が増えすぎても今度は珊瑚が死んでしまう

だからウニは減りすぎてもいけない ウニを食べる生物が増えすぎてもダメ

結局 海全体が一つのもので 絶妙にバランスがとられてる感じがする
このバランスが大事で このバランスが崩れる原因を作っているのが
人間なんだなぁと感じた

人が自然を管理したりコントロール出来ると思っていたとしたら
それは勘違いなのではないのかなぁと僕は思いました

ミカン泥棒

「あら? 今度はミカン泥棒されたの?」
タイトルを見てそう思った人もいるかもしれない

違います ミカン泥棒は僕です 

と意味深な事を書いてしまった というのも
今から数時間前 自分の畑で焚き火をしていた またまた今度
実家のほうへ行くので 木っ端などを燃やしてしまおうと
(明日が雨なので・・・) あたりは真っ暗闇になってから焚き火を始めた
焚き火だけするのもなんだなぁということで 燃やすついでに炭を作っていた

一度やり始めると止まらない 「ここで火を消しては炭にはならない」と結構な
時間まで焚き火していると 通りがかりの人が寄ってきて 「何してんだろう?」
と立ち止まっていく そしてミカン泥棒じゃないかと疑って帰っていく

「ここは僕の作ったミカン畑だし・・・」 

まさか自分の畑で泥棒と勘違いされるとは思わなかった

ただ毎年 奄美ではミカン泥棒が多発している 
奄美といえど物騒になったもんだ 

PS 来る人 来る人 みんな懐中電灯を持参しているのは
   さすが奄美だなぁと思った 内地では普通 車に懐中電灯は
   ないでしょう ハブ対策ですね