ウナギ週間

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奄美大島の冬は基本的に曇りが多い そんな中ここ数日は快晴の最高の天気
太陽がぽかぽかのベストコンディションだったのに何故か僕は日暮れからが
一日のメインがやってくる(もちろん昼はダイビングとかカヌーとかしてるけど)
何故かと言うと 夜な夜なウナギ捕獲に川でザブザブしていたから・・・
この冬の寒い時期に何故夜中に川でザブザブ?と思うでしょう 僕も思う

実は昨日まで僕の中ではウナギウィークだったのだけど そもそもこんなウィークが出来たのは
大学の後輩が来たから うちの大学は海洋学部といって海の学校だったのだけどさらには水産増殖
という学科で要は生物のマニアたちが多い 簡単にいうと気持ち悪い集団・・・

そんな気持ち悪い人たちが来島したのだけどそのうちの一名は本職のウナギ職人

というわけで夜な夜なウナギ捕獲作戦が始まったのだけど 終了は毎日午前様

さっさとウナギを探せばいいのに 川にはウナギ以外にもエビやらカニやらそのいろいろな生物がいる
なのでこの気持ち悪い集団(残念ながら僕もその中の一名ですが)先になかなか進めない

「おおーー でかいエビがいるー」とか寄り道ばっかり

まぁそんな毎日が黒ウサギと同じ行動時間だったんだけど努力の結果

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そして最終的には乾杯で

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三十を過ぎた男たちが夜中 長靴を履き網を持って川でザブザブしている
ライトの先にエビがいたりカニがいたり鳥がいたり そのたびにテンションがあがる
ウナギを発見したときは時間も忘れるし服なんて汚そうが濡らそうがどうでもいい
そんな人たちを夜中に見かけたら(一回は水中銃まで持って行ったし) 怪しい人とか
怖いなぁ とか思うだろうけど 僕は周りにどう思われても全然気にしない
多分 仲間たちもそう思っているだろう だって周りにどう思われようが楽しんでいるのは
自分たちだし美味しいのも自分たちだし・・・

「いつまでも子供だね」とよく言われるけど いつまでもそう出来たらうれしいな

あと同じ価値観の仲間がいることは良いことだね