とある風景

奄美の田舎はじいちゃん ばあちゃんが多い
僕の住んでいる周辺には田舎なのでスーパーなどはない
電気屋さんとかもないし 文房具屋さんとかもない 身近で生活雑貨などは
なかなか揃わない 例えば封筒が欲しいとき どうしても車で30分
走らなくてはならない まぁそれでも走れば手に入るのだから
そこまで不便ではないけど・・・ そんな田舎だが年寄りが多いためか
老人のための施設は結構充実している その中の1つに「デイサービス」
なるものがある これは週に数回(詳しくは忘れたけど) 
じいちゃん ばあちゃんが老人ホームに集まって歌を歌ったり 踊ったり ゲーム
したり お風呂に入ったりとお年寄り達に楽しんでもらうというコンセプトの元
開催されている 参加する人は朝 バスが家まで迎えに来て送迎してくれる

近所のばあちゃん達 このサービスに対して
「別 楽しくないんだけどね 一応参加してあげるの」とか
「別にたいした事ないんだよ」とか どちらでもいいような言葉を言うのだが
実は・・・ 

デイサービスの前日のばあちゃん達はちょっとそわそわ
聞いてないのに「明日はデイサービスだ」とか教えてくれるし バスが来るだいぶ
前から家の前に立って待っているし・・・ どっから見ても楽しみにしか見えない

バスが来た瞬間 もうニコニコ・・・

でも次の日にはやっぱり「別 楽しくないんだけどね 一応参加してあげるの」
って言葉が聞こえてくるのであった