噂の速度

ここ数ヶ月 いろいろと住まいの事を考えていたのだが
住用にはなかなか貸家がなく また探す手段も人に聞く
という手間のかかる探し方しかなかったのだ ここへ来て
急に話がまとまった 引越し準備にかかることになった
でも普通の家ではなくもう8年 誰も住んでいない家だ
それも住居ではなく元食堂・・・
いろいろと手がかかるので実際に住めるのはおそらく数週間後だと思う 

今日は夕方 その引越し先の家で掃除をしていたのだが 
場所的にすごく目立つ場所にあるため人目に良くつく 
いろいろな人が引越しの噂を聞きつけ「引っ越すの?」ってな感じで寄っていく

そのうちの一人・・・「ここでたこ焼き屋さん始めるんだって?」

「はっ?」 意味が分からない
そんな噂どこで聞いたの?と質問すると「近くの飲食店・・・」

余計に意味が分からない・・・
 
この引越し先に始めて訪れて2日目
時間にして約32時間 このわずかな時間で もう噂が流れてる
そしてすでに曲がってる・・・ 何処まで曲がるのだろう?
恐るべし 

豪雨

8affef40.jpg奄美はここ数日 ものすごい豪雨だ
ずーーっと豪雨なわけではなくリズミカルに
豪雨になる 来た!と思ったら急に小雨になったりする

ダイビングでは水の中に入ってしまえば雨だって関係ない
雨の音も聞こえないし 殆んど雨が降ってるかなんて気に
ならない 海の天井を見たら初めて雨の模様が見える

でも カヌーはそういうわけにはいかない・・・
出発時は小雨でも豪雨はリズミカルにやってくる

カヌーに乗って遠くを見ると雨の大群が攻めて来るのがわかる
でも 前に進む・・・ 多少の雨ならマングローブの中に入ってしまえば
結構回避できるんだけど 豪雨となると・・・

こればかりは回避は出来ない・・・が何故かテンションが上がってくる
雨が降ってくると嬉しくないのに心で雨ダーって叫んだりして・・・

マングローブでの豪雨はテンション上がり気味です

食用

f62a7ed5.jpg奄美のサザエは内地のサザエと少し違って
朝鮮サザエって種類が獲れる 少し内地のサザエより
小ぶりだと思う トゲはない
(内地のサザエもトゲがないやつもいるけど)

この前 普通に焼いて食べて そのまま貝殻を捨てないで
その辺に転がっていたので 捨てようと思ったのだが
辺りはまだ明るい ってことで貝磨き開始

玄関先に座り込んで小さなヤスリでゴシゴシやってると
近所の人達は「何やってるんだろう?」ってこっちを見てる
いつもなら「何してるの?」って必ず声がかかるのだが今日は見物されて
ササッっと去ってゆく・・・ 夕暮れにヤスリでゴシゴシ 脇には塩酸
両手はゴム手袋・・・ ちょっと怪しい感じ思えたのかもしれない

まぁ 結構綺麗に出来たからいいかな

写真のサザエはどこにでもある食用のサザエです

一皮むくだけ?でこんな色が出てきます

ふと思った事

今 山の方は活気づいていて新芽やら草やら
それはすごい勢いで伸びている 家の畑も草刈を
してもすぐに草が生えてくる すごい生命力だ

雑草は真っ二つにされて ボディーはなくなっても
また復活してくる 植物って・・・

舗装されていない林道などは人が通らなければ あっという間に
道が草に押しつぶされていく そのうち木が生えてもう何処に
道があったのかわからなくなる 自然の状態になってしまう

でも舗装されている道は草に覆われてしまうかもしれないが
アスファルト部分は必ず残る 多分土になるのは難しそう

海に関しても似た感じがある
珊瑚は台風やオニヒトデ 人などによって壊される
でも例えば珊瑚の枝が折れたくらいでは意外とすぐに
復活する 珊瑚は珊瑚の育つ海と太陽があれば結構強いものだ
弱いイメージを持っている人は多いと思うけど僕は結構強いものだと思う

壊された珊瑚も珊瑚の育つ海と太陽があれば時間とともに復活する
でも珊瑚の育つ海ではなくなってしまったら・・・
きっと壊された珊瑚は元には戻らないと思う

今 奄美はオニヒトデ オニヒトデと騒いでいるが 僕はオニヒトデよりも
珊瑚の育つ海が変わっていってる方が重大じゃないかなぁと思う
(確かにオニヒトデも多いけど・・・) 

オニヒトデに珊瑚が食われても10年後20年後にちゃんと元通りの海に
戻るのだろうか?  

放流

3c1d3da1.jpg家には水槽がある 海水魚を飼っている
その中には何匹か魚やらカニ エビなどが
入っている もう家に来て(捕獲して)
二年が経過している 伊勢えびなんかは
小さいのを捕獲してきたのだが何度か脱皮し
みるみると大きくなっていく・・・

今では慣れたもので餌の乾燥エビを水槽に入れると
手から奪って食べる程だ 最初は餌すら食べなかったのに・・・
慣れってすごいなぁ

そんな伊勢えびも大きくなってきて小さい魚を襲って食べてしまうので
放流することにした 久しぶりの大海原 エビからしてみれば
2年の留置所生活を終え釈放「シャバの空気は目にしみるぜ」って
思っているかもしれない
ただ もしも近くに釣り人がいたら簡単に釣られてしまうかもしれない・・・

それがちょっと心配

視界

f9ca061f.jpgマングローブから一番近い港
住用地区で一番新しい港 それが
山間港である ここの港はまだ出来て
間もなく新しく船を置く人がぞくぞくと
増えている 今日はその船を係留する人達の
ために港の中を潜ってきた 気軽な気持ちで
アンカー設置に行ったのだが潜って見てびっくり

下が泥 まるで底なしなんじゃないか?ってな感じ

「考えてみればマングローブも泥だしなぁ・・・」

少しでも動くと視界はゼロ わずか10センチくらいしか見えない
何十キロの鉄の塊を水の中で動かさなきゃいけなかったのだが
足で踏ん張ろうにも泥にめり込んで踏ん張る事も出来ない

まぁそれでもなんとか無事終わったのだがウェットスーツは泥染め状態
口の中は泥の味・・・ うーーんマイルド

そんな状態の港だったが一瞬チラッと魚が横切った
透明度30センチくらいの状態だったけど確かに見えた

ハタタテダイってたくましいなぁ

台風1号

5e171e11.jpg今日 奄美大島の沖 東シナ海側を台風が通過
していったらしい 台風からは距離があったから
風もたいした事もなく 途中豪雨はあったものの
穏やかな天気でした・・・が海は大荒れです
明日どこで潜るか考え中です

台風が来たのでふと思いだした事があった
「デイゴがたくさん咲く年は台風の当たり年」
ってな言い伝えをよく耳にする

今年は島中でデイゴが咲いている気がする

そして台風1号・・・(実際には来てないけど)

夏が終わる頃に 「ああ 昔から言われてる事は本当なんだ」
になるか「迷信だね」で終わるか・・・?

もしも今年たくさん台風が来たら 「デイゴの咲く年は注意」って
言うんだろうなぁ・・・ 

迷惑

奄美は日が長くなって7時を過ぎてもまだまだ明るい
潜って帰ってきてまだ明るかったので 「そうだ除草剤を撒こう」
って事で準備 畑には使わないのだが 家の隣の敷地が廃墟になってるので
(誰も人は住んでいない)草ぼーぼー たまに僕が草刈したりするのだが
今回は除草剤で・・・ 近所のばぁちゃん達は大喜び 何故かというと
草をそのままにしておくとハブが出るもので・・・ 

そんな中 一人の老人がやってきて「除草剤はやめて」
と言う 「何で?」 と一応聞いたが実は理由を知ってました

その老人 近所では有名な 猫ばぁ 僕の家の隣の敷地(廃墟)に残飯を捨てに来て
猫がそれを食べる 廃墟は実は猫屋敷 何が大変って・・・糞がいっぱい

餌やるなら自分の家でやればいいのに・・・と実は地域住民の声
(実はもっと怒ってますが)

除草剤を使うと猫が来なくなるかもしれない そんな理由で撒くなって言ってるんだけど さすがに「猫よりハブが怖い」ってことで強行

そんなやりとり見ていた近所のばぁちゃん達 「チャンス!」とばかりに
猫ばぁを攻撃 「あんたの土地じゃないでしょ」 とか「ハブが来たらどーすんの」
とか・・・ ばぁちゃん達の応援で個人的には英雄気分なのだが 
そこまで言わなくても・・・って感じもあった
でも まぁ無事撒いちゃいました

家の中にヘビが出てきた人ならこの気持ちがわかってくれるかもな
想像よりも多分 びびります 息止まります
ゴキブリ発見時のおそらく百倍はドキドキします(個人差ありますが)

後退

08505e9f.jpgこの魚 魚のくせにバックする
僕の中の魚の法則を少々無視している
魚は前に進む 後ろに進むときは
すばやく反転するってのが僕の中の魚の法則なのだが

さらにこの魚は今でこそこんなにカラフルで
綺麗な色してるけど実は大きくなるとあまり
綺麗な色ではない 写真の状態はまだ幼魚で
変身前なのだ・・・ 

「このままならいいのに・・・」と思っている
ダイバーは多いんじゃないかなぁと思う

よく考えればなんでこんなサイコロみたいな形してんだろう?

ミノカサゴ編でも魚の言葉を書いてしまったので一応・・・
「あんた ちょっと近づきすきだよ!」とやや興奮気味で

もう少し

b7938ecb.jpgマングローブのオヒルギという
植物の種 今は生長中
この種は なんと浮く 頭が上になって
プカプカ漂うのである 釣りの浮きみたい
これからがオヒルギの種シーズン

マングローブを語る人々などはこの種が落ちて地面に突き刺さる
みたいに言っている人もいるが 僕はそんな事ないと思う
なぜって? 自分でダーツみたいに地面に投げてみたけど
まず突き刺さらない  意地になり何度も投げたがやっぱり突き刺さらない

どこから落ちて地面に突き刺さるなんて事になったのか・・・

この種を見るたびに
何でも自分でやってみるのが一番だなぁと思うのであった

接近

0ef52848.jpg写真の魚はハナミノカサゴ
まぁ 名前なんてどーでもいいのだけど・・・

この魚 毒の棘を持っていて触るとやられる・・・
って時もあるみたいだけど 大抵は逃げていく
個人的にはこの種の魚に指されたことはない
(別の種の魚にはあるけど・・・)

なぜだか写真の魚は どこからともなく近づいてきて
知らないうちに目の前にいた(講習中だったのだが)

ダイビングの講習をジーーっと見ているようで
「オレ そんなの(講習)簡単だよ」
そんな事を言いたげにしていた感じがした

僕からすれば「おまえは魚なんだから当たり前だろ!」と思う

わずかな時間で一人で魚とキャッチボールしてみました
(魚役も自分なのですが・・・)

でも魚にとって見たら人間の大きさはビルみたいなもんだろうから
この魚は勇気あるなぁ とも思っていました

パッション

56ac37b2.jpgパッションフルーツ 奄美ではトケイソウ
とよく言われる トケイソウというのも
方言と思いきや実は植物の本名 パッションは
花が咲いたら花粉付けをしてあげないといけない
そのまま花粉付けをしないとあまり実を付けない
毎日花が咲くたびに花粉を受粉させてあげる・・・
なんとも手のかかる植物だ まぁ手のかかった分
収穫が楽しみになるのだけど・・・

今年は何個くらい出来るかなぁ